【ブルーレイ】D.ショスタコーヴィチ 交響曲第5番「革命」より

PABD-1027

【ブルーレイ】D.ショスタコーヴィチ 交響曲第5番「革命」より

(PABD-1027)

龍谷大学学友会学術文化局吹奏楽部 第36回定期演奏会。心躍る熱いライブがDVDとブルーレイで登場!!パルス初のブルーレイディスク。ハイビジョンの高画質で臨場感溢れる演奏会をお楽しみください!

【収録内容】

◆祝典序曲:D.ショスタコーヴィチ/編曲:上埜 孝/賛助出演:大津シンフォニックバンド

ショスタコーヴィチの作品と作風は、ソ連政府によって政治的色彩の強いものが多く、この『祝典序曲』も1954年の第37回十月革命記念日のために党中央委員会より依頼され作られました。運河の完成を祝った華やかなファンファーレと喜ばしい雰囲気に溢れ、また戦後の荒廃から国土再建に取り組む人々や大自然への敬愛を歌っています。

◆イギリス民謡組曲/R.V.ウィリアムズ

『イギリス民謡組曲』は、テンポの速いマーチ「日曜日には17歳」、郷愁に満ちた「マイ・ボニー・ボーイ」、サマーセット地方の民謡を集めた「サマーセットの民謡」の三部で構成されており、それぞれの曲に複数の民謡がモチーフとしてちりばめられています。本来は四楽章からなる組曲でしたが、第2楽章の「海の歌」が独立して演奏されることが多くなり、次第に三楽章形式で演奏されるようになりました。吹奏楽曲の中でも古典的な名曲とされており、民謡を使った親しみやすい曲調となっています。

◆風紋(原典版)/保科 洋

この曲は1987年の全日本吹奏楽コンクールの課題曲として作曲されました。風紋とは、砂丘などに風によってできる模様のことで、自然が作り出す不思議な芸術を描写した曲です。演奏時間の制約があるコンクール課題曲を作曲するに当たって、作曲者の保科氏は、自らの構想をかなり切りつめ、5分ほどのコンパクトな曲に仕上げました。『風紋』は鮮やかなリズムと哀愁を帯びたメロディで一世を風靡し、その後も様々な団体に演奏されるようになりました。そこで、元々の構想をもとに保科氏が「本来の意図」に沿って 1999年に書き起こしたのが『風紋(原典版)』です。

◆アルメニアンダンス・パートⅠ/A.リード

リードがアルメニアの民謡を素材として1972年に作曲した日本でも大人気の吹奏楽曲です。「あんずの木」「やまうずらの歌」「ホイ、私のナザン」「アラギアズ」「ゆけ、ゆけ」の 5つのテーマから構成されています。華やかに始まる序奏や独特なリズムの中間部に加え、スピード感溢れる終局を迎えます。さまざまな場面転換を楽しみながらご覧ください。

◆ウィリアム・テル序曲/G.ロッシーニ/編曲:淀 彰

ロッシーニは、当時のイタリア・オペラの作曲家の中で最も人気のある人物でした。生涯に39のオペラを作曲し、絶頂期には一年間に3〜4曲のペースで大作を仕上げていました。『ウィリアム・テル序曲』を作曲したのは37歳のときで、これが彼にとって最後のオペラ作品となりました。『ウィリアム・テル』は13世紀のスイスを舞台に、独立を目指した人々の勇敢な物語です。原曲ではチェロの五重奏が活躍する「夜明け」を今回はサクソフォンアンサンブルの編曲で演奏します。その後「嵐」、コールアングレの独奏で始まる「静けさ」、そして終曲「スイス軍隊の行進」からなる交響詩風の作品になっています。オペラ誕生の場となった当時のパリの音楽的嗜好を反映するかのような構成になっています。

◆トランペット協奏曲/A.アルチュニアン/編曲:上埜 孝

アルチュニアンは1949年、モスクワ音楽院の卒業作品のカンタータ『祖国』で、ソビエト連邦国家賞を受賞し名声を高めました。その後アルメニア地方の民俗音楽を取り入れた作品を書き続け、作曲家としての地位を確立しました。特にソ連のトランペット奏者ティモフェイ・ドクシツェルのために、『ヴィルトゥオーゾのショウピース』として作曲されたのが、この『トランペット協奏曲』です。ロシア的でもあり、アルメニア的でもある旋律は、「東欧の抒情性と和声の響きの情熱的な力強さ」と評されており、華やかな曲調がトランペット奏者にとても愛されています。

◆交響曲第5番『革命』より第4楽章/D.ショスタコーヴィチ/編曲:上埜 孝

1930年代、社会主義国家であったソ連では、作曲家は「形式において民俗的、内容において社会主義的」な音楽活動が強要されていました。当時ショスタコーヴィチは、ソ連を代表する作曲家でしたが、社会主義に反発した作品を多く発表したため、「体制への反逆者」とされました。そのため名誉回復を図って作曲した作品の一つが交響曲第5番です。この交響曲は外見上では社会主義を見事に表現しており、革命20周年という「記念すべき」年に初演されたため、熱烈な歓迎を受けました。しかし、第4楽章の冒頭の金管楽器による旋律は、ビゼーのオペラ『カルメン』の劇中で歌われている「信じるな」という台詞が織り込まれており、社会主義に対する抵抗を巧みに表現していると言われています。

◆アメイジング・グレイス/編曲:井澗 昌樹

◆トランペット吹きの休日/L.アンダーソン/編曲:M.エドワーズ

◆星条旗よ永遠なれ/J.P.スーザ/編曲:真島 俊夫

【特徴・仕様】

2008年、全日本吹奏楽コンクール全国大会3年連続出場を果たし7度目の金賞を受賞。 2009年度は3年連続出場記念北陸演奏旅行等を行ない、人気・実力共に関西を代表する全国屈指の学生バンドとして精力的に活動を続けている。

2009年12月23日にびわ湖ホールで開催された第36回定期演奏会の模様をアンコールも含めた完全収録!待望のライブ映像です!! 龍谷大学創立370周年を迎える年にふさわしく、オープニングの「祝典序曲」には大津シンフォニックバンド金管セクションを交えてとても迫力のある盛大な幕開けとなっています。「アルメニアンダンス・パートI」「ウィリアム・テル序曲」それぞれの楽曲の持ち味を生かした豊かにブレンドされた演奏は聴き応え充分です。

商品タイトルにもなっているショスタコーヴィチの「革命」では、弦楽器の音色を思わせるようなサウンド、パワフルでゴージャスなサウンドによって、奏者ひとりひとりの楽曲に対する想いが伝わってくる熱演になっています。ゲストには、相愛大学音楽学部教授でトランペット奏者の飯塚一郎氏を迎え、アルチュニアンの協奏曲を華やかに歌い上げます。力強さと美しく澄んだシンフォニックサウンド、心躍る熱いライブがブルーレイで登場です。

龍谷大学学友会学術文化局吹奏楽部 第36回定期演奏会
2009年12月23日 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール大ホールにてライブ収録
(音源協力:株式会社CAFUAレコード)

■指揮:若林 義人

東京都出身。京都市立芸術大学卒業。大学在学中に京都市交響楽団に入団、卒業と同時に安部賞を受賞。また入団当初より龍谷大学吹奏楽部の指導に当たる。 トランペットを故金石幸夫、有馬純昭、田宮堅二の各氏に師事。京都市交響楽団トランペット奏者として25年6ヶ月在籍し、2007年の3月をもって退団。 2007年度より龍谷大学吹奏楽部音楽監督常任指揮者、相愛大学ウインドオーケストラ指揮者に就任。他に龍谷シンフォニックバンド主宰・音楽監督、生駒市立生駒中学校吹奏楽部など、数多くのバンド指導を手がける。近年は、ジャパン・ブラス・コレクション、ブラスパラダイス大阪、ブラススカラーズ大阪等に客演指揮者として招かれ、指揮者としての活動も精力的に行っている。またウィンズスコア社で、龍谷大学吹奏楽部、相愛大学ウインドオーケストラ、東海大学付属高輪台高校吹奏楽部、福岡工業大学付属城東高校吹奏楽部、柏市立酒井根中学校吹奏楽部とのポップスレコーディングの監修・指揮も行っている。現在、龍谷大学学友会学術文化局吹奏楽部音楽監督常任指揮者、京都市立芸術大学非常勤講師、相愛大学非常勤講師。21世紀の吹奏楽“響宴”会員。

■トランペット:飯塚 一郎

国立音楽大学卒業。トランペットを山本武雄、北村源三の両氏に師事。 1977年大学4年在学中、東京フィルハーモニー交響楽団に入団、2007年3月まで在籍する。在籍中首席奏者及びアドバイザーを務める。1985年文化庁在外派遣研修員としてウィーンに留学。ウィーン国立音楽大学においてアドルフ・ホラー教授に師事。 東京ブラスアンサンブル、東京ファインブラスクインテット、トランペット5、東京トランペットコアーのメンバーとしてアンサンブル活動も行い、ITG(インターナショナルトランペットギルド)、草津音楽祭(ウィーンフィルメンバーと競演)などに参加。また、尾高忠明、円光寺雅彦、渡辺一正、井上道義各氏指揮の東京フィルとハイドン、ネルーダ、アルチュニアン他のトランペット協奏曲を共演する。NHKFMリサイタル、午後のリサイタルなどTV、ラジオにも数多く出演する。第65回、第69回日本音楽コンクール、第13回、第16回日本管打楽器コンクールトランペット部門審査員。現在、紀尾井シンフォニエッタ東京メンバー、東京トランペットコアー代表、関西トランペット協会副会長。2007年4月より相愛大学音楽学部教授。

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